刑務所を脱獄したひとりの男。記憶のない女。彼らを執拗に追い続ける男たち。不穏な空気が漂う森の中で繰り広げられる、善悪を超えたルール無用のバトルロワイヤル。果たして彼らは何のために戦っているのか? この森を覆い尽くす不可解な力は何を意味しているのだろうか? そして自分は一体何者なのか? 全ての謎はある男の登場によって解き明かされた。そのとき、想像を絶する宿命の戦いの火蓋が切っておとされる!

 過去にここまで過激な映画があっただろうか。狂気をはらんで暴走するウルトラ・ヴァイオレンス、予測不可能なストーリー展開、凝りに凝ったキャラクター設定。荒唐無稽なアイディアと、それを大胆不敵に表現してしまった恐るべき映像。殺しても殺しても起ち上がる不死身の男たちと、永遠に生き続ける運命の女。ガンアクション、カンフー、ワイヤースタント、リヴィングデッド、ブレイドアクションと映画の醍醐味を全てぶち込んで、エンタテインメントの極限を超えて突っ走る怒涛のスーパー・クール・ムービー! 映画の構造改革!! それがこの『VERSUS-ヴァーサス-』なのだ!!!

 まずこの凄まじい面白さにひれ伏したのは世界の映画ファンだった。フランス、ドイツをはじめとする世界のファンタスティック系映画祭において瞬く間に信奉者を獲得、雑誌やインターネットで圧倒的な賛辞が取り上げられることによってさらにヒートアップし、その熱狂ぶりたるや各地で神話とまで化した。そして我が国でも東京国際ファンタスティック映画祭、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで観客のド肝を抜き、口コミにより異様な盛り上がりを見せていた。そんな伝説の作品がついにヴェールを脱ぐときが来たのだ! 監督は‘ジャパニーズ・ムービーの概念を変えた男’、北村龍平。17歳のときに単身オーストラリアに渡り学生映画界を席捲、帰国後24歳のときにわずか30万円で撮り上げた『ダウン・トゥ・ヘル』で見事第1回インディーズムービー・フェスティバルのグランプリを受賞。渡部篤郎主演の『ヒート・アフター・ダーク』に続いて本作が劇場公開作としては二作目にあたるが、その常識破りの豪腕をハリウッドが無視するわけはなく、今秋、純然たるハリウッド映画『ザ・パイレーツ・オブ・タルタオ』の撮影に入ることが決定している。ジョン・ウー、タランティーノ、ジョン・カーペンター、サム・ライミの血を受け継ぐこの男に今、世界中が注目しているのだ。

 主演は役者になる前はプロボクサーのライセンスも持つ格闘家だった正真正銘のファイター、坂口拓。北村監督の次回作『ALIVE』への出演も決まっている。その宿命の敵役に古厩智之監督の『この窓は君のもの』でデビューした榊英雄。「デビアスダイヤモンド」のTVCFで知名度を上げ、『ALIVE』に主演、既に北村組の常連となっている。他にもブレイク寸前の若手実力派俳優が大挙して出演、キレた演技を爆発させている。そしてサウンドトラックには話題沸騰、津軽三味線一本で世界に戦いを挑む‘吉田兄弟’の弟・吉田健一が参加し、スピード感溢れる映像と混然一体となって、この‘VERSUS’をヒートアップさせている。

 とにかく観なければ分からない。そして観れば必ず分かる。オリエンタリズムに走るわけでもなく、コムズカしい心理劇に陥るわけでもない日本映画が、何故世界中で圧倒的な支持を集めたのかを。このアドレナリン大放出の映像を体感しない限り、明日の映画シーンは語れない!!

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